※ご注意
本記事は、医学的根拠に基づいた内容ではなく、運営者本人の価値観や実体験による内容です。あくまで参考程度にご覧いただき、「同じことをしたからパニック障害が治る」というものではないことをご理解いただいた上で閲覧していただきますようお願い申し上げます。
SSRIを飲みたくないとドクターに伝えた理由
高速道路や特急電車に乗る際に、予期不安による発作が起こるので、頓服薬としてソラナックスを数錠いただき、常に持ち歩いています。
心療内科クリニックで診察を受けた際、SSRIを用いた薬物療法を勧められたのですが、とりあえず漢方薬から試したいとお願いしました。
それが5年程前で、いろいろな漢方薬を試しながら、今はある2種類に落ち着いています（漢方薬については別記事にて）。
SSRIの使用に抵抗があったことには、主に3つの理由があります。
- 西洋医学の薬で嫌な思いをした
- SSRIを使用して完治した人の口コミを見つけられなかった
- 読んだ書籍の内容に同意した
それぞれの理由について、以下に詳しく解説します。
西洋医学の薬で嫌な思いをした
20代半ば頃からひどい中途覚醒に悩まされていて、33歳で出産後「これから育児で体力を使うのに、睡眠をきちんととれないと倒れてしまう」と思って睡眠科のある総合病院で診察を受けました。
そこでの診察は2分ほどで、中途覚醒だと伝えたら「じゃあこれ飲んでみて」と薬を処方されて終わりです。
その薬を飲むと、中途覚醒は治らないのに朝とてもだるくて起きられず、1週間後また病院に足を運んでその旨を伝えると、「じゃあこれを試してみて」と言われてまた2分で診察が終了します。
1ヶ月くらい続けた後に、もう嫌になって「なんの薬か説明もなく、飲んでも悪化するだけなのでもう飲みたくない」とドクターに言って、病院には行かなくなってしまいました。
それから、大病を患っていないこともあり、西洋医学の薬はほとんど飲みません。
数年に1回急性胃腸炎になるので、急患で行ったときに点滴を打っていただいたり、ガスター10を飲むくらいで、後はどんな不調も漢方薬やサプリで対応しています。
薬には合う合わないがあるそうなので、睡眠科の診療は間違ってはいないそうなのですが、合わなかったときの不調が辛いので、漢方薬がどうしても効かない時にSSRIを改めて検討したいとドクターにお願いしたら、快く承諾してくださいました。
SSRI系の薬で完治した人の口コミを見たことがない
周りでパニック障害の人が1人しかおらず、その方は薬等飲まないで「発作が起きる場所に行かない」ことで対処されています。
リアルな知り合いでパニック障害を治した方はいないので、口コミはインターネットの情報を頼る事になります。
しかし、私が検索した中で、SSRIを飲んでパニック障害を完治できたという口コミを見つけられたことがないのです。
クリニックのWebサイト等では前向きな情報がありますが、ブログや知恵袋では見つけられたことがありません。
「ずっと飲んでいたけれど、体調が悪くなったけれどパニック障害は治らなかった」という人や、「SSRIで快方に向かわなかったので結局自己流で完治した」という口コミしか見たことがないので、私もまずはできるだけSSRIを使用しない方向で治癒を目指したいと考えました。
読んだ本の内容を見て
これはSSRIの使用をしないと決めた後に読んだ本なのですが、やはり選択は間違っていなかったと思えた本です。
西洋医学の薬を使用しないでパニック障害を治す方法について、いろいろな情報が書かれていますが、その中に「SSRIが効果を発揮した例は6割程度」的な内容がありました。
残りの4割には効かないといえるわけで、合わなかった場合、またSSRIを変えては合わない。を繰り返すのかと思うと、絶対に飲みたくありません。
こちらの本は、できるだけ薬を飲まないでパニック障害を治したいと考えている人は、読んでみると「なるほど」と思うことがあると思います。
パニック障害について書かれた本は結構たくさんありますよね。
私はたくさんは読んでいないのですが、書店でちょっと立ち読み等すると、割と度の本も似た内容だったり、自分と症状が違ったりして、参考になる本は少ないです。
こちらの本はその中でも参考になる部分が多いと感じたので、Kindleで購入しました。
頓服薬は使ったの？
こちらは別記事でまた紹介するかもしれませんが、軽く触れておきます。
漢方薬を毎日服用して5年以上経つと思いますが、漢方薬で完全にパニック障害が完治したとまで至っていません。
また、本格的に自己流？の治療を初めてからも5年以上ということになりますが、漢方薬だけでパニック障害の症状が緩和されたわけでもありません。
私のパニック障害で困る症状が
- 高速道路に乗ると予期不安
- 快速や特急電車に乗ると予期不安
- なれない場所に行くと予期不安
なので、どうしても高速道路や快速電車に乗らなければならないときのために、あらかじめ頓服薬としてベンゾジアゼピン系の薬「ソラナックス」を処方してもらいました。
5年前にもらってまだ数錠残っているので、めったに服用していないことがわかります。
主に、家族旅行等で高速道路に乗らなければならない時に服用していました。
2025年夏の家族旅行では、高速道路に乗りましたが頓服薬を服用しなくても無事目的地を往復できたのが、とても嬉しかったです。
ソラナックスは、事前に飲むとやはり予期不安の症状が出ません。
ただ、飲まないで出発して、やっぱり症状が出ちゃった！という時に飲んでも効かないです。早めに飲まないといけないようですね。
1錠飲んで、効かない場合はもう1錠追加してもよいようですが、今まで追加したことはありません。
効かなかった時もありますが、その時は気合で乗り切ったのですが、意外と乗り切れた事が、頓服薬の使用を大きく減らせた要因のひとつだと思っています。
頓服薬は飲まない方向で対処していますが、「ある」と思うだけで安心感が違うので、犬の散歩など短い時間の外出でも、必ず持ち歩いています。
私の場合、頓服薬を持たなくても不安なく出かけられるようになったら、完治に大きく近づいているといえそうです。
薬の服用はドクターとよく相談の上決断を
私は現在SSRIを使用しない方向で完治に向けて努力していますが、SSRIを用いた治療法が確率されているのですから、効果が見えている人も多いのだと思います。
本記事の内容はあくまで参考程度に留めていただき、実際の服用においてはドクターとよく相談した上で、ご自身の意思で決断してください。