アラフィフの働く主婦です。
「はじめに」のページでも記載していますが、このサイトは運営者の実体験や、論文等の情報をもとに作成しています。
私がパニック障害であることを確実に自覚したのは、45歳頃でした。
しかし、遡って思い出すと20歳頃からごくまれにパニック障害の症状が出ていたように思います。
パニック障害を発症するきっかけや症状は、本当に人それぞれだと思います。
動悸がする人、予期不安、呼吸困難等の症状が異なるほか、特定の環境で発作が起こる人がいれば、安静時に起こる人もいるようです。
ここで私のパニック障害の歴史?や症状等を紹介することで、似た状態の方が何か治療のきっかけを得られればという思いで、簡単に私のパニック障害年表(「今思うと」含む)を紹介します。
私のパニック障害年表(「今思うと」含む)
20歳頃
ストレスが多い時期に、急に動悸がしたことがありました。
心配で大きい病院に行きましたが、検査等は特にせず、「ドキドキしない薬を出しますね」と言われ、恐らく安定剤を処方される。
1〜2回飲んで、症状が治まったのでそのまま放置。
その時期と前後して、1人で高速道路を運転している最中に動悸がして運転できなくなったことがありました。
PAでしばらく休んでどうにか無事帰宅できましたが、緊張からくるパニック障害的な症状の一つだったように思います。
29歳頃
ストレスが多い時期に、くつろいでいて急に動悸が。
病院に行くことはなかったけれど、今思うと発作の一種だったように思います。
40歳頃
地方在住時に、1人で東京へ遊びに行った帰りの飛行機が離陸する直前に、苦しい不安感に襲われました。
今思うとまさに予期不安の症状でした。気に入っていた練り香水の香りを嗅いで、リラックスを心がけて何とかそのまま飛行機に乗れました。
43歳頃
パニック障害の症状が顕著になるきっかけとなった、仕事で無理をしていた時期です。
自律神経のバランスが乱れて、急な動悸がしょっちゅう表れるようになりました。
病院で24時間心電図や血液検査をしても以上がなく、自律神経が乱れているために起こると思われるとの説明を受けました。
この頃の動悸は本当に辛くて、2回ほど救急車のお世話になったり、急患にかかることも。
その後、電車に乗っていると「動悸がしたらどうしよう」と心配するようになります。
実際に電車の中で動悸が起こることもありましたが、起こらなくても「どうしよう」という不安でパニックになってしまうのです。
45歳頃
この頃から、すぐ停車できない高速道路や、快速電車に乗ることが非常に怖くなりました。
症状は悪化の一途で、何度も心臓疾患ではないかと病院に行くうちに、ある医師から「パニック障害では」といわれ、パニック障害かもしれないと思い始めます。
そこで、心療内科のクリニックで症状を説明したところ、パニック障害の症状にかなり近いということで、薬物療法を提案されます。
別件で西洋医学の薬に強い抵抗があるため(別記事に記載)、漢方治療を希望し、漢方薬を服用し始めました。
並行して、サプリメントや運動他、自分ができることを積極的に試しました。
51歳現在
まだパニック障害の症状は完治していませんが、症状が強い時と比較すると、かなり緩和されたように思います。
まだ生活リズムが整わないなどできていないことがあるので、引き続き完治に向けて努力しています。
「心療内科に行こう」と思うまで
20代の頃はパニック障害という言葉も知らなかったし、精神的な疾患が存在することすら知りませんでした。
そして、動悸で病院に行っても心療内科系の疾患である説明を受けないので、治療に入るはずもありません。
しかし、20代の頃は症状がごく一時的だったので、しばらくすると落ち着いて、また普通に生活できてしまっていました。
実母は神経系が弱いタイプで、自律神経系の症状が顕著だったり、耳鳴りがしょっちゅうする人だったので、私も神経系が弱いのかもしれません。
それがパニック障害を発症する要因の一つだったのかも?と思うことがあります(真意のほどは不明)
動悸でかかったクリニックのドクターにパニック障害ではないか、といわれたことと、予期不安的な症状が起こるようになったこと、
症状を根本的に治して、不安なく毎日を送りたいと強く思ったことで、心療内科に行く決心をしました。
心療内科に行くのは抵抗がありますよね。
私も少し抵抗がありましたが、かなり長い期間症状に悩まされていたので、行こうと思ってから行くまでは早かったです。
ここで割愛している事や、SSRIを使わなかった理由等、ほかのお話については別の記事で少しずつご紹介していきたいと思います。